金学鉄の略歴
（満年令なので11月前は1歳引く）
| 1916年11月4日 | 咸鏡南道元山の麹製造業者の息子として生まれる。名前はホンサンゴル（洪性 ゴルは 木の下に点が4つ） 『私の道』の「私の誕生日」によると生まれた日は陰暦の10月4日で陽暦の10月30日 |
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| 1922年（6歳） | 父親他界 母と3男妹（性善、性子） |
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| 1924年 | 4月、元山市第二公立普通学校入学 |
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| 1929年（13歳） | 1月、6年生、元山港湾ストライキを見る。 3月、普通学校卒業 4月、ソウルの母方親戚（寛勲洞69番地）の助けで普成高等普通学校に入学 11月、光州学生運動に参加 |
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| 1932年（16歳） | 4月、尹奉吉の上海虹口公園爆弾事件に衝撃を受ける |
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| 1934年 | 4月、普成高等普通学校卒業 |
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| 1935年（19歳） | 上海に渡る。義烈団に加入、石正の指導下で反日テロ活動 |
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| 1936年（20歳） | 朝鮮民族革命党に入党、若山（金元鳳）の部下になる。アジトは南京の花露崗。このころ魯迅の家を訪ねるが入る勇気がなかった |
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| 1937年（21歳） | 湖北省江陵中央陸軍軍官学校訓練班入学。校長は蒋介石。教官に金枓奉、石正、同期に金学武、金昌満、李相朝がいた |
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| 1938年（22歳） | 7月、中央陸軍軍官学校を卒業、少尉として国民軍に配属される 10月、武漢にて朝鮮義勇隊結成。隊長金元鳳、教官として金枓奉、韓文武、石正。郭沫若の指揮下 |
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| 1939年（23歳） | 湖南省北部で抗日武装闘争。のち湖北省へ |
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| 1940年（24歳）） | 中国共産党に入党 |
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| 1941年（25歳） | 新四軍をへて八路軍へ。太行山にて抗日戦争に参加 7月、朝鮮義勇軍発足。武亭が指導 12月12日、河北省元氏県の胡家荘戦闘で片足を負傷、捕虜になる |
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| 1942年（26歳） | 1月～5月、石家荘日本総領事館警察で審問 5月、北京から列車で釜山、長崎へ。獄中で宋志英と知り合う |
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| 1943年（27歳） | 治安維持法違反で予審判決。本審で懲役10カ月 |
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| 1944年（28歳） | 諫早刑務所にて左腿切断手術 |
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| 1945年（29歳） | 10月9日、釈放。釜山へ。宋志英とともに11月にソウル着。その紹介で李無影と知り合う |
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| 1946年（30歳） | 短編小説を10編発表。李泰俊、金南天、池河蓮、李源朝、安懐南と知り合う 11月、越北。麻浦から船で海州に。護衛看護兵がのちの夫人 |
균렬[신문학]창간호 남강도구[조선주보] 아아 호가장[신천지] 야맹증[문학비평] 밤에 잠은 부로[신천지] 담배국[문학]창간호 상흔[상아탑] 달걀[민성] 구멍 뚫린 맹원증 |
| 1947年（31歳） | 『労働新聞』記者（同僚に朴八陽）、のち『人民新聞』発行人。 金恵媛と（本名金順福）と結婚。 短編を『民主青年』等に、中編『氾濫』を朝鮮文学芸術総同盟機関誌『文学芸術』に発表。 |
정치범919 선거만세 적구 똘똘이 꼼뮨의 아들 범람[문학예술] |
| 1948年（32歳） | 2月、金海洋出生。外金剛山休憩所所長。結核療養。 金日成が正日を連れて来た ゴーゴリ―の「検察官」翻訳出版。 |
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| 1950年（34歳） | 朝鮮戦争始まる。10月の後退時に江界、満浦鎮から中国集安に |
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| 1951年（35歳） | 北京の全国文化団体連合会に身を置き、北京に住む。中央文学研究所で文学修行。丁玲と親交 |
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| 1952年（36歳） | 10月、朱徳海、崔采に招かれて延吉に移り住む。 延辺文学芸術界連合会準備委員会主任 長編小説『氾濫』（中国語）、短編小説集『軍功メダル』（中国語）を「人民文学出版社」から刊行 魯迅の短編小説集『風波』を「延辺教育出版社」から刊行 |
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| 1953年（37歳） | 主任辞退して創作に専念 |
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| 1954年（38歳） | 長編小説『海蘭江よ語れ』を「延辺教育出版社」から刊行 | |
| 1955年（39歳） | 魯迅の中編小説集『祝福』を翻訳、「延辺教育出版社」から刊行 |
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| 1957年（41歳） | 反右派闘争で批判され、以後24年間執筆停止（～1980年12月まで） |
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| 1958年（42歳） | 北京のソ連大使館に亡命を試みるが失敗 |
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| 1966年（50歳） | 中国で文化大革命が始まる 7月、紅衛兵の家宅捜索で『20世紀の神話』の原稿を摘発され没収される |
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| 1967年～1977年 （51歳～61歳） |
懲役10年。延吉留置所（未決）、長春監獄、秋梨溝（敦化郊外）監獄で服役 |
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| 1977年（61歳） | 満期出獄するが、その後3年間は反革命前科者として監視され無職 |
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| 1980年（64歳） | 12月、復権。再び旺盛な創作活動を始める |
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| 1983年（67歳） | 『抗戦別曲』を「黒竜江朝鮮民族出版社」から刊行する |
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| 1985年（69歳） | 中国国籍取得、中国作家協会延辺分会副主席。『金学鉄短編小説集』を「遼寧人民出版社」から刊行する 4月、大村益夫が早稲田大学在外研究員として延辺に滞在。6月に初めて出会い、15回にわたり金学鉄の自宅で聞き書きをする（『中国朝鮮族文学の歴史と展開』緑陰書房2003） |
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| 1986年（70歳） | 中国作家協会会員になる。長編小説『激情時代』上下を「遼寧人民出版社」から刊行する |
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| 1989年（73歳） | 1月、中国共産党党籍回復 9月～12月、越北後はじめて韓国を訪問 12月、日本訪問 『高峰起の遺言』を韓国の「마천사」から、『無名小卒』を「풀빛사」から、『太行山麓』を「大陸研究所」から刊行 |
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| 1991年（75歳） | 6月21日～7月3日、西安を訪れ、戦友と再会 |
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| 1993年（77歳） | 5月～7月、日本訪問 |
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| 1994年（78歳） | 3月、KBS海外同胞特別賞受賞 2月～4月、大連―香港―ソウル―上海―瀋陽―延吉、 |
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| 1995年（79歳） | 『最後の分隊長』を韓国の「創作と批評社」から刊行する |
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| 1996年（80歳） | 『我が道』を北京の「民族出版社」から刊行する 『20世紀の神話』を韓国の「文学と知性社」から刊行する 12月、韓国を訪問 |
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| 1997年（81歳） | 短編小説集『無名小卒』を「遼寧民族出版社」から刊行する |
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| 1998年（82歳） | 6月と10月、韓国を訪問 | |
| 1999年（83歳） | 10月、韓国を訪問 | |
| 2000年（84歳） | 5月、韓国を訪問 | |
| 2001年（85歳） | 6月、石正生誕100周年記念国際シンポジウム出席のため、密陽市の招きで訪韓。ソウル赤十字病院に入院。9月25日に延吉市で逝去 |